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実母からの子育てアドバイスがしんどいあなたへ。自分の軸を忘れずラクに過ごして【コソダテのヒント】

実母からの子育てアドバイスがしんどいあなたへ。自分の軸を忘れずラクに過ごして【コソダテのヒント】

元保育園園長で、現在子育てや教育関連の講演会を配信している「花まる子育てカレッジ」ディレクター井坂敦子さんによる連載です。音声配信Voicy『コソダテ・ラジオ』のを読みやすく記事化しております。ぜひお楽しみください。

子育て情報が苦しいとき

子育てをしていると、いろいろな情報が目から耳から入ってきますよね。

ときに、その情報が親御さんを苦しめることもあるのではないでしょうか?

私は情報を発信する側でもあり、専門家の方々の講演に関わるなど、いろいろな子育て情報に触れる機会も多く、その中で感じたことをお伝えしたいと思います。

親との「子育てギャップ」にうんざりしていませんか?

子育てのやり方には、時代ごとに流行りのようなものがあります。「不易流行」という言葉もありますが、変わらない「不易」の部分と、変わっていく「流行」の部分、2層あると思います。

2層になっていることから発生する悩みとして大きいのが、「親世代との子育ての違い」ではないでしょうか。

親が子育てをしていたときと自分のときでは、20~30年ほどの隔たりがありますから、そのときの常識と今の常識では、違っていることも多々あります。たとえば昔は、「あまり抱っこしないほうがいい」や、「母乳より科学的に栄養バランスがとれた粉ミルクのほうがいい」、はたまた「母乳でなければ絶対ダメ」など、通説がいろいろありました。

頭を抱えながら、赤ちゃんに哺乳瓶でミルクをあげているお母さん

最近では、「いちばんはお母さんにストレスがないこと。母乳が出る人は母乳をあげればいいし、しんどかったり、母乳が出なかったりしたら、粉ミルクをうまく使っていきましょう」という風潮です。

自分のしてきた子育てに自信を持っている親御さんほど、どうしても娘・息子の子育てに口出しをしたくなるもの。いろいろな意見やアドバイスを、よかれと思ってしてきてくれます。わが子が自分と違う子育てをしていると、心配から反対してしまうことも。

よく聞いたのが、「保育園に預ける・預けない問題」。“3歳児神話”という、「3歳までは親が子どもを見たほうがいい」という通説で、私が子どもの頃はこの考え方が主流でした。

今は働くお母さんも増え、皆さん子どもを預けなければ働けません。社会的な状況も変わっていく中で、何が正しいかということはどんどん変化していきます。

子どもに「かわいそう」と思わないこと

生活を回していくためには、家事に子育てに、やることがたくさんあります。何時に寝かせるためには、何時までに食事をしてお風呂に入って……など、毎日綱渡りのようなもの。

そうした生活の中で、「こっちのほうが正しいよ」、「そういうのはあまりよくないよ」というようにアドバイスされると、モヤモヤしてしまいます。とくに、自分でもそう思っている部分がある場合は、なおさらです。

先ほどの「保育園に預ける・預けない問題」のように、「保育園に預けるのはかわいそう」や、「母乳じゃないの? 母乳のほうが栄養あるのに」といったことを言われてしまうと、正論であったとしても、自分にはそれができない状況だと、つらいだけです。

男性保育士に娘を預けるお母さん

「こっちがいいよ」というアドバイスに対して、「できない」状況。そんな板挟みなときに、私がいちばん心がけていたこと。それは、わが子に対して「かわいそう」と思わないことでした。

アドバイスを受けて、自分でも「なるほど、そうだな」「それいいな」と思っても、経済的・時間的・物理的に難しいことはたくさんあります。たとえば、評判がよくて通わせたい幼稚園・保育園、小学校や中学校があっても、家からあまりに遠かったら行かせられません。

そんなときに、それを「かわいそう」と思うのは、やめたほうがいいと思います。“いい話”はいろいろありますが、別にそれがなくてもほかの方法もあります。ないものねだりをして「かわいそう」と思いながら子育てをするのは、逆にマイナスです。

親自身、子どもに対して「ごめんね」と後ろめたい気持ちになってしまいますし、子どものほうは、よくわからないまま「なんだかお母さん困ってるな」「つらそうだな」という気配だけ感じてしまいます。

子どもは、「母乳が出ないから、お母さん嫌い」や、「保育園に連れて行くから、お父さん嫌い」なんてことは思いません。

自分のことを一生懸命考えてくれて、ニコニコ笑顔のお母さん・お父さんでいてくれることが、子どもにとってはいちばん嬉しいこと。それが、毎日を楽しく過ごすことにつながり、あの子どもらしいキラキラ・ワクワクした感じにつながっていくのではないでしょうか。

何がいいか決めるのは自分! お子さんと一緒に楽しく世界を広げて

塾や教材、育て方、食事……いろいろな人のいろいろなおすすめ情報、アドバイスがあると思います。もちろん知識として有益ですし、知っておくことはいいことだとは思いますが、その上で決めるのは本人です。

「正しいからやらなくてはいけない」と苦しくなってしまうと、せっかく「よくしよう」と思ってやっていても、逆効果になってしまうこともある気がします。

大事なことは、親子が笑っていられること。「なんか楽しいね」、「なんか面白かったね」、「これ、すごくいいね!」など、ちょっとした楽しさや喜びを毎日積み上げていくことではないでしょうか。

芝生の上でサッカーボールを投げて遊んでいるお父さんと娘

部屋が多少片付いていなかったとしても、「片付けなさい!」「片付けなくちゃ」とギスギス・イライラするよりは、「ま、いいか」とゆったり構えていたほうが、家の中は心地よいものです。

子どもが大きくなってくると、おもちゃや落書きだらけだったリビングも自然と片付いてきます。「片付いた素敵な部屋で子育てする素敵なお母さん」のような理想にはめる必要はなく、自分で「これが好き」「私はこうやるのがラク」という子育てをしていただきたいなと思います。

とにかく、お母さん・お父さんがラクで気持ちよく子育てすることが、子どものいちばんの幸せ。子どもは幸せだったら、元々持っている、学んだり吸収したりする力を発揮できます。

ほかの子と比較するのではなく、その子だけを見て支えてあげて、一緒に成長しながら楽しんでいってほしいな、と思います。私自身、子どもがいてくれたおかげで知った世界、楽しみ、学びがあります。自分1人だったら知らないままでいたな、というものも。

お子さんの好きなことを応援しながら、親御さんは一緒に学んでいくことができるのです。スポーツや習い事など、いろいろなことを一緒になってワクワクしながら学んでいけば、親子で新しい世界を知ったり、新しい人に巡り合ったり、人生が広がりのある豊かなものになると思います。応援しております!

 

話し手/井坂敦子 構成/清野 直

『コソダテのヒント』シリーズ

井坂 敦子(いさか あつこ)さん

中学校高等学校教諭一種免許状(国語) /保育士/食育カウンセラー/表千家師範

慶應義塾大学卒業→ 雑誌『オレンジページ』編集部 →公式サイト『オレンジページnet』編集長 →小学校受験対応型保育園園長 →にて年間約100本の子育てや教育に関する講演会や対談を企画運営。『』(KADOKAWA)が9月22日発売。やも好評。英国留学中の高校生とボーダーコリー3頭の母

学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと編集部)

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